スポーツ観戦記

BGMは大聖堂の2曲目
ピエロ様のHPより

  
 スポーツは何が何でも勝たなくてはいけないのだろうか?

 審判を味方にし、見えないファールを行い、

 ときには、ネームバリューで勝つ。

 圧倒的実力で、驚異的な鍛錬で、

 あるいは、薬物を用いて勝つ。

 栄光の勝利は、記録として留まるだろう。

 しかし、私の心の奥に残るのは、必ずしも勝利者の歓喜の姿ではない。

 全力を尽くした敗者、思いがけない敗戦

 ・・・そして・・・

 気まぐれな「運」が立ちはだかるゆえのドラマ。

 負ける者がいての、負けるチームがあっての勝利なのだ。

 勝者は、だから、勝ち誇ってはいけないのだと私は思う。

 それが、オリンピックであろうと、ワールドカップであろうと

 少年スポーツであろうと、運動会であろうと。