名作どうわ選

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 2001/10/17

 「こぶとりじいさん」です。
         こぶとりじいさんって変な童話ですね。
         踊りが下手だからってひどいめにあう。
         変です。
         徹子の部屋って、ご存知ですか?
         ヤンボー・ニンボー・トンボーってご存知ですか?
         ちろりん村とくるみの実はご存知でしょう。
         ああ、時は過ぎ行く。
         夢であいましょう。
         

  こぶとりじいさん
                 司会 黒柳徹子(?)

黒柳
まあ、きょうはこぶとりじいさんに来ていただきました。本当に楽しみでございます。こぶとりといいましても昆布を海で採るお方ではないんですのよ。もちろん小太りでもございません。スマートでございます。

はじめまして。よくいらっしゃいました。

まあまあ、ホッペがつるつるで。まあー、こぶがついていたなんて、ぜーんぜんわかりませんです。皆さん、この方は、ほっぺに大きなこぶがくっついていたんですのよ。それが、こんなにつるつるで、よっぽどこぶをとるのがお上手でしたのね〜。

爺さん
えぇ、あの〜。

黒柳
なんですか、とっても踊りがお上手だとか。花柳流ですね。

爺さん
いぇ、あの、藤間流だそうです。

黒柳
だそうですって、あなたが習ってたんでしょう?
え? 違うの。あら、あなた、こぶとりじいさんじゃないんですか?
あら、やだ。となりのじいさんでしたの。そういえば、こぶとりじいさんはもうとっくに亡くなってますものねえ。そうそう、今日は、『こぶとりじいさんを偲んで』というタイトルでしたっけ。偲ばれる人が出てきちゃおかしいですわねぇ。本当に。

(こぶとりじいさんの生前の踊りの映像を見ながら)

まぁ〜、おじょーずですこと! 手つきと腰つきがねえ。
この踊りでこぶをとってもらったんですねえ。

爺さん
そうそう、えらく気に入られましてね。こぶを「ただ」でとってもらったんです。

黒柳
それであなたも「ただ」でとって貰おうと、出かけたんですって?
そしたら、みなさん、なんとまあ驚くじゃございませんか。踊りが下手だっていうんで、余分なこぶをくっつけられちゃったんです。

ま〜、災難でございましたねえ。

爺さん
とって貰おうと思って行ったんですが、受付で間違ったらしくて、こぶのない方のほっぺにちがうこぶをくっつけられちゃったんです。

それで、ちがうちがう、こぶをとって欲しいって言ったんですけど、どうも、相手は赤い顔していて、かなり酔っ払ってましてね。なかには悪酔いして、青い顔してたりして、えぇ、たいへんでした。

それで、全然聞いてもらえなくって、とうとうくっつけられちゃったんです。

そのこぶが、前日とられた、こぶとり爺さんのこぶだったんです。

黒柳
でも、あなた、ほっぺた両方ともこぶがありませんが、どうされたんですか。

爺さん
こぶとり爺さんが、あんなことになりましたからねえ。

黒柳
そうでした。ばい菌が傷口から入っちゃって、お亡くなりになったということでしたわねえ。
(資料を見ながら)
そこはそうとう不潔だったらしいですわねえ?

爺さん
その病院は営業停止処分を受けまして、トイレでも手を洗ったこと無いらしいですし、爪ものび放題のために、医師免許も取り上げられちゃったということで、私も恐くなりまして、別の病院へ行って、こぶをちゃんととって貰いました。ついでに、もとからあるこぶもとって貰いました。

黒柳
あら、それはようございました。ほんと、ハンサムでございますわ。それに、そのお医者様はお上手でございますわね。傷跡が全然わかりませんもの。

でも、あなたは、こぶがある頃は、たくさん映画に出ておられましたでしょう?  主演映画も撮られましたよねえ。題名は、え〜と・・・

爺さん
エースだじょ〜

黒柳
そうそう、あなたのきめ台詞、覚えてます、覚えてます。
『水鉄砲だじょ〜』って言って、悪者に水鉄砲引っ掛けちゃうんですよね。
相手が、『しぇー』なんて言って、逃げちゃうの。おもしろかったわ〜。ちび太なんていうやんちゃな子役も出てましたよねえ。こないだ、偶然おでん屋さんへ入ったら、あの子は、おでん屋さんのチェーン店の店長をしていました。自分でも食べちゃうので、もうからないなんて、おっしゃってましたけど。

・・・それにしても、こぶとり爺さんは気の毒でしたわねえ。

爺さん
それで、私もこぶとり爺さんの遺志をついで、踊りを習いはじめたんです。

黒柳
そうそう、そうなんです。藤間流ですよね。
(資料を見ながら)
それで、そのお師匠さんとこのたびご結婚あそばすことに、まあ、みなさん、なってるんだそうです。

おめでとうございます。ご結婚のお相手は
(資料を見ながら)
藤間、え〜、お醤油さんだそうです。この話も面白いんですが、お時間ですので、またこの次・・・。
え?お醤油じゃない?・・・みなさん
(いきなりCMが入る)

                   おそまつでした。
夢であいましょう、か。
坂本九ちゃんもお亡くなりになったし、渥美清もはかなくなりました。
当時はそうは感じなかったのですが、なんとはなしにお上品な感じが漂う番組でした。
ヤンボー・ニンボー・トンボーっていうのはラジオ番組でしたっけ。
しっかりもののやんぼ〜、あ〜ばれんぼーのにんぼ〜、か〜わいいちびすけ、とんぼ〜
っていう主題歌が耳の奥に・・・。
あれ、耳鳴りかな??
                            藪野菜加太


御意見板より

とっとちゃん、若い頃は、おねえさんみたいでした。

え? 今?
私より年上ですからおねえさんでしょうね。やはり。

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青影拓哉 さん 投稿日:2001年10月17日(水)
 
このお話より、これを作っているYABUさんを想像するとおかしくて・・(笑)。
毎度ながら、物まね(徹子風)が大変巧みですね。

かみ合わないやりとりって、好きなジャンルです(笑)。

いつか投稿させてください。

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tapura さん 投稿日:2001年10月17日(水) 

ゲストは、花坂さんのお隣りの、
えーと、意地さんでしたっけ? あの人でも良かったみたいですね。
そうすると、深い医療問題にメスが入れられない? 
ふ〜ん、そうですか。・・・・・・・・・・・・
童話「こぶとりじいさん」は、
人の真似をしてはいけないって言ってるのかな。
でも芸術は真似から始まるとも言うんですよね。
芸術は関係無いってか。
そうか、欲張りはいけないってことか。
舌切りスズメも、金の斧銀の斧も、花咲かじいさんも、みんなそう。
そういえば、藤間さんの旦那さんになった人って、小太りですね。
感想になってませんか? ゴメンナサイ。

青影さん、こんばんは。
こういうのを作ってるときのYABUさんは、
イキイキしてるんですよ、きっと。 
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とことこ@めだかにむちゅう さん HomePage 投稿日:2001年10月18日(木)
 
えっとねえ・・徹子さんそっくりな人が私の近くにもおりましてね。
みんなでハイキングにどこへ行こうかと話してるとするでしょ。

『ねね・・こないだ礼文島でハイキングしたんだけどお花がそれは綺麗でねえ、
 帰りの飛行機がとれなくて船で帰るのがたいへんだったのよ』

今、あしたどこへ行くか決めてるとこじゃい。

何時に駅へ集合するか決めようという時に

『集合は早いほうがいいわよ、こないだ礼文行くときに電車が遅れて
羽田に着いたのが20分前よ。電話しといたから乗れたけどとっても大変だったのよ』

こちとら隣町へバスで行くんじゃい。

え〜・・なんだか本題に入る前に時間が来ちゃいましたのでまた次回に。 
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YABU@開店休業 さん 投稿日:2001年10月18日(木)  

>かみあわないやりとり

私としては、かみ合ってると思ってるんですが、最近歯が悪くなってますからね。

>こういうのを作ってるときのYABUさんは、イキイキしてるんですよ、きっと。 

そうです。よくわかりますね。

>本題に入る前に時間が来ちゃいましたのでまた次回に

ということって、徹子の部屋では、良くありますよね  
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若ハユ@ぴちぴち さん 投稿日:2001年10月18日(木) 
 
懐かしいなぁ。
日曜の夜、「若い季節」の後は「夢であいましょう」、翌月曜は、民放で森繁の「七人の孫」
なんてやってましたよね。

今回のは、古いのから最近のまで、ネタがテンコモリで、ヒジョーに楽しかったです。
息継ぎの場所が見つかりませんでした。

いつも感心するのは、頭の中で、ちゃんと轍子さんが喋り出すこと、
やぶ先生の筆力なんですねー。
私も想像してしまいました、「ヨシ、落ちは、ムラサキ=お醤油にしよう!」
とニンマリされたやぶ先生のお顔をー。

ほんとにこのご町内には“笑いのテロリスト”(含とこ)が、たくさんいらっしゃって
嬉しい限りです。
長雨で少々気が滅入っていたのが、晴れました!
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YABU@開店休業 さん 投稿日:2001年10月18日(木) 17時41分
  
> 古いのから最近のまで、ネタがテンコモリ

ネタは、あなたはいくつご指摘できるでしょうか?
「こぶとりじいさん」の本文中のネタを「徹子の部屋」を除いて、全てお答えいただいた方には
抽選で1名様に、ほっぺにキスを差し上げます。
え? ちゅーせんでいい?
失礼しました。

> 長雨で少々気が滅入っていたのが、晴れました!

若はゆさんは、どどいつのはゆさんでしょう?
毎度ごひいきにありがとうございます。
私は、人間抗うつ剤といわれていますが(誰が言ってるんだ)、
実は、人間乾燥剤ともいわれています。
長雨時にはいつでもどうぞ。
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若ハユ@どどいつ さん 投稿日:2001年10月18日(木)  

あの、あの、野暮を承知でお聞きしてもよろしいでしょうか。
先生が今回、「医療問題にメスを入れた」のは、「患者取り違え事件」と
「院内感染」ですか。
「院内感染」は考え過ぎかな?

えー、わたくしは、「一服の清涼剤」と言われています。
時々クヨクヨして、「人間加湿器」にもなります。

「チュウ」の権利は(涙を飲んで)、やぶ家のネコタンたちにお譲利り致します。
最後の小ネタ、「おそまつでした」に気づいた時は、ちょっと嬉しかったんでした。

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YABU@開店休業 さん 投稿日:2001年10月19日(金) 
 
じゃ、野暮を承知でネタを公開
芸能ネタ
 宍戸だじょー
 市川猿之助
 藤間紫
赤塚不二夫ネタ(おそまつくん)
 はたぼー:頭のてっぺんに旗を立てている子。
      今回も真っ先に米国へ行ったらしい。
 いやみ:しぇ〜
 ちびた:頭が二段のおでん持ってる子
医療ネタ
 患者の言うことを聞かない医療スタッフ
 不潔なドクター
   ひげを剃らないとかね(え?自分のこと?)
まだあったかな?? 
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若ハユコ@考え過ぎ さん 投稿日:2001年10月19日(金) 13時24分  

患者取り違え? 院内感染?

作者の意図を飛び越えて大げさにシリアスに受け取るオッチョコチョイな
読者もいるモンですなあ。

「シシドダジョー」
おぉ、これは宍戸ジョー+ハタ坊だつたのですかっ!

余談ですが、藤間紫さんと市川猿之助さんのご結婚には、大変勇気づけられました。

では、では、 待つ! 次回作!!

                  ペシミストな読者より
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Catmint さん HomePage 投稿日:2001年10月19日(金) 
 
大幅に出遅れて、ネタの正解が全部、出揃ってしまいましたか?
重ね重ね、申し訳ございませんです。
さて、今回のこぶとりじいさん徹子の部屋風。
毎度のことながら、よく喋りますね、黒柳さん
自分自身が無口なだけにうらやましいような気がします。
(それにしても、少し、喋りすぎかも)
こぶとりじいさん=海でこぶを取るひと、笑わせてもらいました。
こういう、分かり易いの好きです。 
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よいこ さん HomePage 投稿日:2001年10月19日(金) 
 
ときどき笑えました。
でも、話の流れとはいえ、こぶが二つもついたお爺さんは気の毒でした。
最終的にはめでたし、めでたしの話なんでしょうか。

昨日、「ここがヘンだよ日本人」で、ブスにも美しくなる権利がある。
美は平等でなければならない・・・
と、えらを削ってもらった人が出てました。 
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YABU@開店休業 さん 投稿日:2001年10月19日(金) 
 
ぴちぴちさん、もちろん、院内感染とか取り違えもありますよ。
でも、まあ、患者さんの言うことに耳を貸さない、ってとこが眼目かな?
なんていってるようじゃ、私もまだまだでございます。

ミントさん、これでも黒柳さんのお話は抑えたんです。

よいこさん、こないだ小さいときから良く知ってる女の子が成長して、
どこかをいじったらしく、全然わからない顔になっているのを見て、
驚いて、椅子から転げおちそうになりました。