名作どうわ選

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 2001/4/26

 三匹のこぶたです。

  サトウ・ハチローをご存知ですか。「ちいさい秋」の作詞者。
  きたないひげがはえてて、味噌っ歯で、豪快で、不良少年で
  だけど、彼の詩は母親への深い愛情があふれています。

   三匹のこぶた       サトウ・ハチロー もどき?
  

むかしむかしの はなしです

おかあさんが 言いました

  ネエ、ネエ、ナンノハナシ

三匹のこぶたの おはなししましょ

やさしいこえで 言いました

  こぶたが三匹おったとさ

  ネエ、ネエ、ドコニ

どこだろうねえ

にこにこしながら 言いました

  上のこぶたはわらのおうちをこしらえました

  中のこぶたはやさいのおうちをこしらえました

  下のこぶたはレンガのおうちをこしらえました

  こわいおおかみがおったとさ

  ネエ、ネエ、コブタヲタベチャウノ

さあどうなるんでしょうねえ

いたずらこぞうみたいに

おかあさんは 言いました

  わらのおうちはこわされました

  やさいのおうちはたべられました

  でもレンガのおうちはこわされませんでした

よかったねえ

おかあさんが 言いました  

  ネエ、ネエ、ワラノオウチハワルクナインデショウ

  わらのおうちはわるくはないの

  夏はとってもすずしいからね

  ネエ、ネエ、ヤサイノオウチハワルクナインデショウ

  やさいのおうちもわるくはないの

  おなかがすいたらべんりだからね

  ネエ、ネエ、オオカミハオナカスイテルンデショウ

  さっきやさいのおうちをたべたのでおなかいっぱいだって

さあ、ねましょ  

おまえはほんとうにやさしいんだねえ

おかあさんが 言いました

 

 おかあさんは 言いません

 れんがのおうちのだんろのなべに

 えんとつからおおかみがおちたことと

 こぶたがおおかみを食べちゃったことを

 でも ボクは知ってました

 でも ボクはだまってました

 

おかあさんがふとんからでて

おおきなでんきを けしました

じゃ、おりこうにねなさいね

やさしくやさしく 言いました

小さいほうの 電球が

だいだいいろに ゆれてます

むかしむかしの はなしです  

 

              おしまい

  

サトウハチローの詩集の「おかあさん」を持ってます。
私の母親がすきだったらしい。
私もごくたま〜に読むことがあります。
いばらさんのとこの「秘密の花園」の掲示板のBGM聞いてたら
できちゃいました。
だから、感傷的です。

                           藪野菜加太


御意見板から

三匹のこぶた YABU さん 2001年04月26日(木) 
 
いばらさんの秘密の花園の掲示板のBGMを聞いていたら三匹のこぶたができました。
決していばらさんがそうだといってるわけじゃないんです。
サトウハチローが作ったそうです。私が主張しているだけですが。 
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March_Hare さん 投稿日:2001年04月26日(木) 19時39分
  
>決していばらさんがそうだといってるわけじゃないんです。
>私が主張しているだけですが。 

ということは・・・。
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SoWhat さん 投稿日:2001年04月26日(木) 21時02分

こわいですね・・こわいですね・・おおかみはどんな味
なのですか?犬科だから、一赤、二黒、三白、四ブチ・・
味付けは「砂糖?」変な味・・・
どうして食べることばかり、今帰ったところで、これから夕飯です。

最終節は某電力会社のコマーシャルを連想しました。
あっ、あれはモグラ?か、・・モグラはまずそう・・ 
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tapura さん 投稿日:2001年04月26日(木) 21時06分

ジーン・・・・・・・。 

いばらさんのBGM、聞いて来ます。 
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遅咲き とことこ さん 投稿日:2001年04月26日(木) 21時09分

サトウハチローさんのきったない髭ずらが
かかかかと笑ったような気がしました。

簡単ではございますが感想文を終わります。

(今度は気をつけなくちゃ) 
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tapura さん 投稿日:2001年04月26日(木) 21時27分
 
いばらさんの掲示板のBGMを聞きながら、
もう1度「三匹のこぶた」を読みました。
今度は、ジーンというより、ほのぼのしました。
もうちょっと優しくなろうと思います。誰に?・・・内緒。 
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YABU さん 投稿日:2001年04月26日(木) 22時50分
 
ただいま帰りました。
皆様、お早いですね。TAPUさまは音楽まで聞きに行っていただいて。
おやさしいです。充分に。
まーちさん、曲解はいけません。音楽です。
とこさん、お元気そうで。
SOさん、やっぱりね。固ゆで卵がお似合いね。 
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いばら さん HomePage 投稿日:2001年04月27日(金) 01時19分
 
YABU先生、midiファイルをメールでお送りしておきました。
よろしければお使いください。
サトウハチローですか、なんだか童謡のようでやさしいですね。
金子みすずなんかもちょっと思い出しました。
こういう雰囲気もまたよからずや。

・・・えーと。
Marchさん、ちょっと、こちらにいらっしゃい。
おねえさんはMarchさんにちょっとお話があります。
(にっこり。←しかし、めいっぱい低い声。) 
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March_Hare さん 投稿日:2001年04月27日(金) 06時47分
  
や、やぶせんせ・・・。
が、がいらいを・・・おねがいしま・・・・・・・(バタッ)
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残念でした。今日はおやすみです。 え? 良かったって?? (やぶ)
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Catmint さん 投稿日:2001年04月27日(金) 14時13分

3匹のこぶた、おどろおどろしいグリム童話の世界って感じです。
本当は恐ろしいグリム童話っていう本がありましたよね。
ちらっと頭をよぎりました。
世の中、シビアって事ですかね。
そしてボクは子供心にそれを理解している。
笑えないような背筋が寒くなるような終わり方です。
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YABU さん 投稿日:2001年04月27日(金) 21時58分 

ふ〜ん、そう読みましたか。
これは、子供は前に絵本で読んだかして知ってたんでしょうね。
でも、お母さんの口から語られるお話はきっと別の話となるんでしょうね。 
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遅咲き とことこ さん 投稿日:2001年04月28日(土) 07時49分

ミントさん私はね、

『でも ボクは知ってました 
 でも ボクはだまってました 』

これってね、ボクのなかに優しさとか思いやりが育まれて
ボクが「ちゃんと」成長している証拠だと思うのですよ。
ほのぼのとしたものが感じられます。

しかし・・面白いですね。人それぞれの取り方というものは。
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遅咲き とことこ さん 投稿日:2001年04月28日(土) 08時33分

ちょっとつけたし・・・

ほんとはオオカミが食べられちゃったこと を言わなかったのは
おかあさんのボクに対するやさしさですね。
ボクは以前に聞いたかして知っているんだけど、言わなかったのは
ボクのおかあさんに対するやさしさですね。
おかあさんもボクもおだやかですね。
相手のことを思いやるとこういう風になるんだと思います。 いいですね。 
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遅咲き とことこ さん 投稿日:2001年04月28日(土) 09時27分
 
つけたしついでにもう一回、

ここでは「3匹のこぶた」のこぶたのストーリーは問題ではないのだと思います。
赤ずきんちゃんだってカチカチ山だってなんでもいいのです。
もしシビアにタイトルをつけるのなら
「お休み前のある母子の会話」てなとこでしょうか。
作者の意図するところはそこだと思います。
でもそれでは情緒もなにもないあからさまですね。
ねえ、もう一度母子の情愛を意識して読んでみて下さい。

どうですか?。

(しつこかったら、ごめん) 
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YABU さん 投稿日:2001年04月28日(土) 12時41分 

とことこさん、そうそう、そうなんです。
でも、書いているときは、そういうやさしさとか思いやりをだそうと
意識してないで書いたんです。
いばらさんの掲示板の音楽聞きながらね。
根底にはお互いのおもいやりがあるんですね。
音楽の影響ですね。

そうそう、三匹のこぶたでなくても良いんです。
はじめはマッチ売りの少女にしようと思ってたのですが、
おかあさんが「三匹のこぶた」を話し始めちゃったので、
こうなっちゃたんです。
昨日、ちょっと書き加えました。 
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Catmint さん 投稿日:2001年04月28日(土) 16時07分

やぶ先生、とことこさん
私のコメントで気になさったのならごめんなさいです。
今回の三匹の子豚、今までの童話シリーズとは違う雰囲気だったし、
自分自身を取り巻く環境にかなり引きずられてコメントしてしまったと思います。
現実は厳しい、世の中シビアだよな〜なんて考えてたら
「子豚が狼を食べちゃった」ところに捕らわれてしまって。
最初に読んだ時の気分的なものですよ。
だから、そんなに真剣に考えこまなくていいですよ。
先生もとことこさんもいい人ですね。
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YABU さん 投稿日:2001年04月28日(土) 17時29分  

気になりましたよ、今、どんな心境なのかな・・・と。
おおかみが食べられちゃうなんて、おおかみもかわいそう・・・
と考える人もいます。
マンガで悪役を応援しちゃう人もいます。
そのときの環境、体調、脳みその状態によって、感じ方はさまざまなんでしょう。 
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遅咲き とことこ さん 投稿日:2001年04月29日(日) 07時36分
 
そうですよね。その時の心境で違いますよね。
読み返してもまた違ったりします。
でも、文章の趣旨からあまりにも離れた感じ方をされるとやはり心配ですよね。
「そうではないのよ」
とお節介をしてしまいます。どんな時でも心には余裕が持ちたいと思っていますが
現実的にははかなかそうもできません。でもそう心がけようと思います。
他人の気分に左右されない自分を確立させることですね。
そしたら冷静な気分で自分を守れます。殻に閉じこもるのとは違います。
自分の心を自分で守るためです。 
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Catmint さん 投稿日:2001年04月29日(日) 14時44分
 
>他人の気分に左右されない自分を確立させることですね。

そうなんです。私、周囲の波に流されやすいんです。
とこさんのお言葉、肝に深く刻みました。
やっぱ、人生の先輩の言葉には、重みがあります。
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YABU さん 投稿日:2001年04月29日(日) 23時17分  

めでたしめでたし。 

BGMはアイルランド民謡(バラッド)の"Cockles and Mussels"です。
どちらも貝の名前で、cockleはトリガイ、
musselはイガイ(カラスガイとかムール貝とも)です。
ダブリンの街で手押し車に貝を乗せて売って歩く
モリーという少女の歌です。
いばらさんの製作したMIDIです。