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梅雨空に
まだあけもせぬ梅雨空に
今日は午後から日が差して
さっきまでの雨粒は
緑色した葉のかげに
梅雨の晴れ間の蝶々は
どこからとんで来たのでしょう
ぬれた葉先の蝶々は
ただ一心に日を浴びて
もっとそばへ寄ろうとしたら木の中に逃げられちゃいました。
それでも、私はパパラッチのごとくつけねらいますと
木の上からシズクが襟首に入ってしまいました。